第26回 日本臨床補助人工心臓研究会学術集会


 

 処暑の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

20201112日、第26回日本補助人工心臓研究会学術集会を開催いたします。本年はシンポジウムを2セッションに加えて、ワークショップを1セッション用意することができました。より一層の積極的なご参加をお待ち申し上げます。

1. 開催概要


大会名: 

第26回日本臨床補助人工心臓研究会学術集会

当番世話人:

泉谷 裕則

(愛媛大学医学部心臓血管・呼吸器外科 教授)

テーマ

「地域から考える補助人工心臓の治療と適応、チーム医療・ネットワークのあり方」

会期:

2020年11月12日(12:00~15:30)

受付開始 11:40~

会場:

高知県立県民文化ホール グリーンホール

参加費: 3,000円
プログラム:

◆本会 

・日本補助人工心臓レジストリー報告

・シンポジウム1「DT時代に地域連携はどうあるべきか?」

(一部指定)

・シンポジウム2「植込型VAD治療の適応はどう変わるか? 

―新時代における変化と長期展望―」(一部指定)

・ワークショップ「VAD地域連携におけるコメディカルの役割」(一部指定)

・一般演題 (ポスター発表)

 


2. 当番世話人ご挨拶


 

 第26 回日本臨床補助人工心臓研究会学術集会の当番幹事を拝命し深く感謝申し上げます。COVID-19の感染拡大に伴い、会場での「密」が懸念される開催が困難なため、感染拡大防止に最大限配慮した開催を予定しています。例年通り、本学術集会は人工臓器学会大会の会期中に開催されます。高知大学外科学講座外科1の花﨑和弘教授が大会長をされ、高知県立県民文化ホール・三翠園で開催の第58回日本人工臓器学会大会の初日、11月12日午後から開催します。

 

補助人工心臓治療の現状は、植込型補助人工心臓治療数の増加と移植待機期間の延長に伴い、植込型補助人工心臓実施施設(成人46施設)の増加と最近の植込型補助人工心臓管理認定施設(10施設)、また多数の植込型補助人工心臓管理医の輩出が見うけられます。HVADやHeartMate 3の新規ディバイスの登場と治療成績の向上、さらには近い将来保険診療となるDestination Therapy (DT)とともに、ますます補助人工心臓治療件数の増加が見込まれます。このように治療目的の多様化する中、今後治療適応や治療内容についての議論や方向性についての検討が必要です。治療施設についても、当初大都市圏で行われていた治療ですが、管理施設も含めて全国広い地域へ施設が拡大しています。しかし、いまだ地域差や医療環境の格差があるのは事実です。今後、補助人工心臓治療がどの地域においても標準的な治療となり得るための地域医療のあり方、チーム医療やネットワークとして確立・機能していく必要に迫られています。

 

今回の学術集会のテーマを「地域から考える補助人工心臓の治療と適応、チーム医療・ネットワークのあり方」としました。地域から見える問題・戦略、大都市・心臓移植施設から見た地域との連携など、地域の学術集会会場から日本の補助人工心臓治療の現状と課題、さらに未来についてシンポジウム等で語っていただけることを期待しています。一般演題については、体外式・植込型を問わず補助人工心臓治療全般について広く公募いたします。補助人工心臓治療に携わっている方、またご興味のある方、職種を問わず多くの方々にご参加いただきたいと思います。皆様のご参加を心からお待ちしております。

 

第26回日本臨床補助人工心臓研究会学術集会

当番幹事 泉谷 裕則

(愛媛大学大学院心臓血管・呼吸器外科学)

 

 

 


3. 幹事会・世話人会のご案内


日本臨床補助人工心臓研究会幹事会・世話人会を開催致します。

世話人の皆様におかれましてはご多用中恐縮ですが、ご参集くださいますようお願い申し上げます。

 

日時: 2020年11月12日 11:00〜12:00
場所: 高知県立県民文化ホール 第6多目的ホール

4. 演題募集


4. 演題募集

第26回日本臨床補助人工心臓研究会学術集会における演題を下記の要領により募集致します。 医師、コメディカルの皆様から、多くの演題をお待ちしております。 なお、発表形式につきましては変更をお願いする場合もございますので、予めご承知おきくださいますようお願い致します。

 

シンポジウム1「DT時代に地域連携はどうあるべきか?」

(一部指定)

Destination Therapyへの適応拡大が目前に迫った現在、植込型VAD治療の在り方が、再び問われています。地方在住の症例にとっては、住み慣れた環境でのVAD治療の継続はQOL向上の観点から重要視されていますが、安全性の確保とのバランスが必要と考えられており、そのカギとなる因子の一つが「地域連携」です。

本シンポジウムでは、DT時代に向けて移植施設、植込型VAD実施施設、管理施設、地域中核病院、リハビリ病院など様々な立ち位置の病院が如何に連携していくべきかについて、各施設の経験から得られる知見を集積し、新時代にふさわしいシステム構築に寄与する議論を期待しています。

 

シンポジウム2「植込型VAD治療の適応はどう変わるか? 

―新時代における変化と長期展望―」(一部指定)

DT治療の保険償還開始にあたり、その適応について多くの議論がなされてきました。年齢制限、許容されるリスク、在宅治療環境、BTCの在り方など、本治療の安全で効果的な滑り出しに向けて準備されてきましたが、その長期的な将来像はいまだ不透明のままです。

本シンポジウムでは、植込型VAD治療の適応について、今後いかなる変化が予測されるか、それに向けていかなる準備が必要か、長期的展望も視野に入れて議論していただきたいと思います。

 

ワークショップ「VAD治療の地域連携におけるコメディカルの役割」(一部指定)

近年、管理施設が徐々に増えており、地域格差解消に大きな役割を果たしつつあります。しかし、その総数はいまだ十分ではなく、全国に多くのVAD治療空白地帯が残存しているのが現状で、管理施設の拡充が急務となっています。今後、新たな施設の育成のためにコメディカルの果たす役割は極めて大きいと考えられます。

本ワークショップでは、コメディカルの立場から新規施設育成や施設間連携、チーム医療、ネットワークの在り方などについて議論していただきたいと思います。

 

一般演題(ポスター発表):体外式・植込型を問わず補助人工心臓治療の演題を幅広く公募いたします。

 

〈応募方法〉                              

・提出される原稿の形式はMicrosoft Office Word文書ファイル形式に限ります。    

・原稿は1200字以内(図表は1点200字)とし、下記に示す要領で作成願います。

・Eメールの添付文書として、下記の事務担当に送付してください。

 (添付忘れにご注意ください)。

 ※希望するセッションをメール本文にお書き添えください。

 

<作成要領>   

・余白は必ず、上下25mm、左右20mmとしてください。

               

・演題名(タイトル)は、12ポイント(ゴシック体)で「中央揃え」としてください。    

・次に1行あけて、発表者氏名(所属名)を、9ポイント(ゴシック体)で記入します。

 発表者名の後(複数の場合はその後)に、( )をつけて、その中に所属を記入してください。

 なお当日の発表者の氏名の前には必ず○をつけてください。        

・本文はその後、さらに1行あけてから記載してください。9ポイント(明朝体)を原則と

 しますが、見出しなどは、なるべくゴシック体を使ってください。         

・本文1行の文字数や行間などは指定しませんが、あまり見にくくならないようにお願いします。

 また、図表などは、本文に貼り付ける形で編集してください。 

・余白の規定を必ず守り、あまり行間を詰めないようにお願いします。

 なおMacパソコンの文書(Windowsで開くことができる文書を除く)は、事務局では

 対応できませんので受け付けられません。ご了承ください。 

 

                     

<送付先>                                 

 第26回日本臨床補助人工心臓研究会学術集会 事務局                

 E-mail: :nishimura.takashi.rb@ehime-u.ac.jp

 

                      

 <演題募集>                                                               

2020年9月7日(月)-10月15日(木) 

 

 

■抄録集

ダウンロード
JACVAS2020 プログラム・抄録集.pdf
PDFファイル 827.2 KB

5. お問い合わせ


第26回日本臨床補助人工心臓研究会(JACVAS)学術集会事務局  

  施設名: 愛媛大学医学部心臓血管・呼吸器外科

  担当者: 西村 隆

 

  メールアドレス: nishimura.takashi.rb@ehime-u.ac.jp

  電話:  089-960-5331

  Fax:  089-960-5335

 

 

 

「訂正とお詫び」

「送付先」および「お問い合わせ」のメールアドレスに誤記があり、メールが届かないという事象が発生いたしました。

学術集会事務局の不手際で生じたもので、下記に変更させていただきます。

nishimura.takashi.rb@ehime-u.ac.jp 

皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上ます。